前回の美世は、久堂家に何かできないか思案した結果、
ことにした。
そして作った朝食を運んで清霞に食べてもらおうと善を並べていたが、清霞に毒を盛ったのでは発言に驚いていた。
そして毒味をしなかった美世は完全に清霞を怒らせたと思い塞ぎ込んでしまう。
以上が前回のあらすじでした。
今回は、清霞の発言の真意がはっきりする回です。美世は朝食の後どのような変化をもたらしたのかが分かる回です。
それでは感想とネタバレを書いていこうと思います。ご注意ください。
清霞の毒味発言の真意
冒頭から入ります。
対異特務小隊、見鬼の才=怪異を見る力、そしてそれより上のスキルを持ち合わせて構成されている特別な部隊である。
そこに少佐として清霞が就いている。
そんな清霞は朝から様子がおかしかった。その原因は本人も自覚するところであった。
そう美世に対して朝食の発言を気にしすぎて仕事に集中できずにいたのだ。
一生懸命美世が作った朝食に毒味発言。
今朝出かける前にゆり江から美世はそういう人ではないと怒られることもあった。
美世はゆり江を手伝ってくれる数少ない令嬢、心優しいお嬢さんだとも。
それでも斎森家が企んでいると思うほど疑心暗鬼に陥っていた清霞。
でも家の思惑があれど今までの令嬢とかけ離れすぎていたのでどうして良いか分からなかった・・・。
しばし考えに耽る清霞、しばらく美世の様子を見ることにした。
仕事から帰ってきた清霞に美世は、まるで使用人のような無表情な顔で今朝の事を深く深く清霞に謝罪する。
清霞は本気で美世に疑ったわけじゃない、その裏に斎森家が絡んでいるんじゃないかと清霞はそう疑っていた。
そして冷静になった清霞は改めて美世を見る。
髪と手、そして肌と着物。全てに手入れされておらず普通ではありえないことを認識した。
普通の令嬢であれば身なりもきちんとしており、庶民でも肌ツヤは良好のはず。
美世にはどれも当てはまらない。何か問題があると思った清霞は頭を悩ます。
美世は清霞が帰宅するまで夕食を取らず、待っていた。・・・ではなかった、食欲がないと嘘をつき美世の夕食は用意していなかった。
訳が分からない清霞は美世の前にため息を吐き、困った顔を作りながら着替えに行った。
美世は清霞を完全に怒らせてしまったことに委縮していた。そして清香が何か言う度に息を吸うように謝罪の言葉を言う。これ以上、不快な思いをさせない為に。
清霞が夕食を食べた後、美世は尋ねた。風呂の準備は?と
久堂家のお風呂は自分の力で風呂を沸かすことになっている、本邸は分からないが清霞が住む別邸では清霞本人がしている。それを美世に語った。
清霞の発言を聞き美世は、改めて自分にスキルがないことに打ちひしがれる。同時に想う。
清霞の妻にふさわしくない、ここに居てはいけないだろう。香耶のような女性であればと・・・。
わたしの幸せな結婚 第3話の感想
一言で言えば、今回の美世の印象は、根暗を発揮していたなって思いました。清霞の発言でここまで委縮している美世、今までの生活が物語っている様子でしたね。
清霞は前回とは違い美世の心配をしていたことに私は驚いていました。冷酷無慈悲ではなかったのですね!これから清霞の発言がどう美世に変化をもたらすのか楽しみです。
次回は、清霞のイケメンが表に出ることになります。次回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。
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